ROXのこれからーーー【未来像】

現在ROXと関わりを持って下さっている方や、これからROXと関わって下さる皆様にとって、今までの道のりを知って頂くことで少しでも興味を持ったり、想いを寄せて下さることがあったら・・・と願い、ROXの今までの歩みを振り返ってきたコラム。

今回は、視点を変えて2021年8月の現在地から見る未来像について展開していきます。

左:語り手 COO 三浦 右:聞き手 ROX 飯塚

日進月歩で進化し続けるITの世界に対応するための『AI化・DX推進』


―ROXが取り組む『AI』や『DX推進』について、ニュースでもよく見聞きする昨今ですが、実際にお客様と商談を行う中、渦中に身を置く中で感じることや、 の将来性についてどう考えますか?

三浦:「言葉としては確かに『AI』や『DX』という言葉が多く使われるようになっていますが、基本的にやっていることは業務の効率化や、どうやって事業成長していくか、新しい付加価値をどうつけていくか、というところかと思いますので、あまり特別なことをやっているという意識はないですね。それらを実現するためのやり方が変わっただけで、本質的にはあまり大きな変化はないと思っています。」

「お客様のお話やご要望の中には、AIを使わなくても実現できるケース、データを整理してエクセルで可視化するだけでも充分業務の効率化に繋がるというケースもあります。」

「 ただ、ITの世界はものすごく進歩し続けています。昨日できなかったことが今日出来たり、デジタル化されていなかったものがデジタル化されていったり、そういった世の中になってきているので、これまでのように単純にエクセルやPCだけあればできたり、単にデジタル化すれば何とかなるというわけではなく、エクセルやPCに加えてプログラミング言語を駆使したり、統計的なデータサイエンスの知識を駆使したりしないとなかなか対応が難しいような状況にはなっているなと感じます。扱うツールとしては”どんどん高度化しているな”という認識ですね。」

「例えばひとえに蓄積されているデータを可視化する、といっても数十MB~数GBのデータが日々溜まっていくような状況です。エクセルだけでは処理に時間が掛かり過ぎたり、そもそも処理できないというようなシーンが多くなってきますので、プログラミング言語を活用する必要性は高まっているなと感じてます。」

「そうなるとプログラミング言語が扱える人が必要になってきますし、分析を行うためのツールもどんどん高度化・複雑化していることは日々感じます。『AI』や『DX』という言葉が1年後2年後も今のように多用されているかはわかりませんが、少なくとも 今後ますますデータ量は加速度的に増えていくでしょうし、それらのデータを扱うための様々な複雑なツールが出てくることは予測されます。 情報社会の高度化によって、どんどんデジタルなものが増えていき、データは溜まっていく一方です。そのような状況下において、今後ROXの価値はますます高まると考えています。また、ROXの技術力でそういったことに充分対応していけると考えています。」

これまでの事業領域に加えて、ニーズに応じた新しい領域にもチャレンジを

―会社として、どんな未来像を描いていますか?

三浦:「今はたまたま『需要予測』とか『AI』・『DX』といったキーワードで有難いことにそれなりに仕事があって、ビジネスとして成り立ってますが、いつまでもこれにすがって同じようにビジネスをしていくつもりは全くありません。今後数年間は『AI』や『DX』をテーマにビジネスを展開していけると思ってはいますが、それも思っているだけで、誰にも予期できない、個人や会社ではどうにできない事態に直面する可能性はゼロではありませんし、1年先、2年先は本当にどうなるかわかりません。」

「とはいえ、いくつかこうなったらいいな・・・というような思いはあります。今後も間違いなく物流はその必要性・重要性が増していくでしょうし、食品ロスに代表されるようなSDGsに関わるテーマは今後もその重要性・必要性が増していくと思っています。また心身の健康にかかわる領域(医療分野やメンタルヘルスケア等)の充実化は人類の永遠のテーマかなと思います。」

「これまでの事業領域に加えて、新しい領域にも事業を拡げていけたら面白いのかなと思っています。先ほども述べましたが、顧客ニーズだけを形にする、何が世の中に必要とされるかはマーケットが決める、というのが商売の本質だと思っているので、今後も変わらず必要とされているものを世の中に出していけたらなと思ってます。

ROXと過ごす時間を「面白い」 「楽しい」 と思ってもらうために

BSMOにグループイン後、リモートでありながらも横の繋がりが増えたり、良きリーダーが引っ張っていってくれたりと、会社がチームになってきていると個人的に感じています。ROXというチームを今後更にどんなふうにしていきたいと思われますか?

三浦:「企業理念にもありますが、より一層イキイキと働ける社会を実現したい、一度しかない人生、仕事のプレッシャーに苛まれ続ける人生よりも、1回でも多く笑い、1秒でも長く家族や大事な人と過ごすことができる人生を実現したい、というのがROXの目指すところです。」

「自分や家族の人生との向き合い方が、人によっておかれている立場によって、あるいはそのときどきの社会環境によってどんどん変わっていく中で、時代の要請に合った働き方やサービスを提供できたらいいなと思っています。そのやり方はたぶん様々だと思うので、あまり”これ!”と決めずに、うまく見極めて適応しながら会社として、チームとして変化に順応していけたらなと思ってます。」

当社コーポレートサイトの「会社概要ページ」ヘッダー部分

「とはいえ変わらず大切にしたい部分もあって、ROXに関わってくれている方々、ROXのメンバーもグループ会社も協業・提携先・お客さんもみんなが、ROXと一緒に仕事すると “面白いよね” “楽しいよね” と思ってもらえる、という部分は時代がどう変化していっても大切にできたらいいなと思っていますので、そのためにできることをやっていけたらなと思っています。」

―ありがとうございました。


4回にわたるコラムを最後まで読んで下さり有難うございました。皆さんにとってこのコラムを読む前よりもROXが少しでも身近な存在となっていましたら幸いです。

ROX history#1 会社の創業~自社プロダクトの認知まで【沿革1】
ROX history#2 メンバーの増加~社名変更【沿革2】
ROX history#3 領域を広げて・・・現在のROX【沿革3】