メンバーの増加~社名変更【沿革2】

現在ROXと関わりを持って下さっている方や、これからROXと関わって下さる皆様にとって、今までの道のりを知って頂くことで少しでも興味を持ったり、想いを寄せて下さることがあったら・・・と願い、ROXのこれまでの歩みを振り返るコラム。前回は、会社の創業からAIを用いた来店客数予測AI-Hawk-を開発したところまでを辿りました。

今回はメンバーが少しづつ増えていく中で、全員がリモートワークというワークスタイルにどのように行き着いたのか?また、創業当時の「テクニコル」から「ROX」に社名を変更した由来などを振り返ります。

左:語り手 代表取締役CEO 中川 右:聞き手 ROX 飯塚

はじめて来てくれたアルバイトのメンバー

AI-Hawk-の認知などにより仕事の幅も増え、徐々に一緒に働くメンバーが増えていきました。
―以前「会社に初めて来てくれた学生のアルバイトの方と、勤務初日、嬉しくて仕事そっちのけで話し込んだ(笑)」というお話を聞いて、そのエピソードがとても印象的でした。ROXではリモートワークでの勤務を推奨していますが、リモートワークでの働き方は最初から想定していましたか??

中川:「当時は自宅やカフェなど、完全に一人きりで仕事をしており、朝家を出てから帰るまで誰と話すこともなく、そういった時期が長く続きました。なので、話す相手がいること自体が単純にとても嬉しかったです。最初のアルバイトの大学生の方は、初日だけコワーキングスペースのようなところで机を並べて仕事をしてみましたね。本当に仲間が出来たことが嬉し過ぎて、ずっと私から色々話しかけてしまいました(笑)。彼も仕事が進まず困ったと思います。その後、アルバイトのメンバーもリモートワークをしてもらいましたし、はじめて一緒に仕事をしてくれた社員のメンバーも勿論リモートワークでした。」

「勤務に来てもらう場所を設けていなかったといったこともありましたが、自分自身の体験も振り返って “働く側にとって、管理者の目の前で、監視されるように働くことは苦痛になるのでは?”  “メンバーの仕事ぶりを見たいと思っているのは管理者だけで、管理者側の自己満足でしかないのではないか?”と思っています。」

「また、組織の中で長く勤めていると、環境によって与えられた上司という立場で理不尽なまでに部下に厳しくしてしまう人もいるのではないかと思いますが、自分でゼロから会社を立ち上げたらそんな気持ちにはなり得ません。」

「ひとりでやってきた時間が長いからこそ、一緒に働いてくれる方には、数多の会社の中からROXを選び、人生の貴重な時間を費やしてくれることに感謝しかありません。一緒に働いてくれる方は、ある意味では、お客様以上に大切な存在です。その方々に満足してもらうことが経営を預かる自分の最大の任務だと思っています。そういった思考から、リモートワークという働き方に自然と行き着いたんだと思います。」

オンライン会議ツールを利用して、日本各地・海外在住メンバーと社内勉強会もしています

テクニコルからROXへ

―2017年8月、株式会社テクニコルは「株式会社ROX(ロックス)」に社名を変更しました。社名を変えたのには何か理由がありますか?

中川:「当時、半年近く通った会社の担当者に社名を覚えてもらえなかったという出来事や、違う社名で声をかけられるということが多くありました。単純に “呼びにくい・発音しにくい社名では覚えて頂くことはできないな” と感じました。」

「また、テクニカル 【技術】で何かをする、【技術】で何かしたい!ということ自体が顧客満足と結びつかないのではないか?お客さんは ”課題を解決してほしい” という思いで仕事を依頼して頂くはず? 【技術】 という縛りを設けていたこと自体も自分自身の思い込みやエゴなのではないか?と思いました。」

会社にとって本質的な部分は何か?やはりそれは経営理念に立ち返ること
経営理念の「人生をおもしろくする。世の中をおもしろくする。」
をもじって、オモシロクスル → ロクスル → ロックス と2017年8月社名を変更しました。

中川:「社名の変更は、自分で思い込みでやったことは全部排除して、純粋にわかりやすくお客様が望むものを真面目にやっていくということの現れでもあります。」

リモートワークをする上で大切にしていること

―1人目のアルバイトの方から、正社員でもインターンでもどんな働き方でもリモートワークを推奨してきたROXですが、リモートワークをする上で大切にしていることがあれば教えてください。

中川:1)怒らない 2)情報をガラスばりにする 3)主体性を尊重するという3つのことを大切にしています。3つ目の主体性を尊重するというのは、 “好きにやれる方が楽しいし、生産性も高いので成果もよいはず?” 会社なんて大した存在意義はなく、みなさんの成果をちょっと頂くという位置づけのものなので、成果を上げるために好きにやってもらう = 主体性を尊重するという考えから来ています。」

逆に、主体性を尊重しないとはどういうことか?精神科産業医である吉野 聡先生は、仕事におけるストレスの構成要素として“達成感が得られない” “自分で決められない”の2つが大きいとおっしゃっています。

吉野先生は、仕事におけるストレス増強の3大要因として下記を挙げ

  • 量的負荷
  • 質的負荷
  • 対人関係の困難

仕事におけるストレス緩和の3大要因を下記として挙げ、数値で比較しています。

  • 達成感
  • 裁量度
  • 同僚上司の支援

図でも示す通り、ストレス反応の出現に最も寄与する因子を増強要因と緩和要因で比較すると、増強要因を減らすよりも、緩和要因を増やすように頑張った方が、効果が高いことがわかります。その中でも特に緩和要因として大きいのが、達成感と裁量度です。

中川:「変に仕事の質を落としたり、量を減らすのではなく、メンバーにしっかり達成感を感じてもらうためにも、お客様からの評価をきちんとフィードバックし、当たり前のことですが感謝の気持ちを伝えたり、メンバーにはできるだけ裁量をもって仕事をしてもらえるようにしたいと考えています。

出展:精神科産業医 吉野 聡先生の著書・登壇内容より ご参考

―おもしろいですね。こういった知見は、メンタルヘルス事業のサービス開発をしていた時に得たものですか?

中川:「面白いですよね。結構好きで、こういった話は喜んでいくらでも喋れます。(笑)起業前~起業当時は、メンタルヘルスのサービス開発を行うために、本を読んだり、登壇を聞きに行ったり、情報収集していましたが、そういった経験が、今こうやって皆さんと仕事をする上でも活きていると感じます。」

次回は、AIアプリ開発・データ解析を進め成長していく中で出会った株式会社BSMOや、現在のROXについてみていきます。是非、ご覧ください。

ROX history#1 会社の創業~自社プロダクトの認知まで【沿革1】